こんにちは!京王井の頭線浜田山駅近くにある本格的なフリーウェイト特化型ジム、パワーフィットスタジオZEROの濱田銀河です!東京都内でパワーリフティング練習もできるコスパの良いフィットネスジムにもなります。

筆者は普段、一般の方に対する運動療法やパワーリフターに対する個別のコーチング、サッカー選手に対する集団指導を行わせて頂いているのですが、その中で自身が感じたことを個人のいち意見として話していきたいと思います。

ぜひ、みなさん肩の力を抜いて読んでいってもらえたらと思います。

それでは、今回のテーマは「トレーニング文化と指導の在り方」について話していけたらと思います。

文化とは

文化をネットの辞書で調べてみると、「人類の理想を実現して行く、精神の活動。技術を通して自然を人間の生活目的に役立てて行く過程で形作られた、生活様式およびそれに関する表現(コトバンクより)」とあります。

つまり理想を実現させるため心持ちや習慣ということができるでしょう。

トレーニングを行っている方の場合は、自分の理想を実現するための習慣としてトレーニングがありその積み重ねによりトレーニング文化が形成されると言って良いのではないでしょうか。

組織や集団による文化の違い

一般の方

一般の方の目的は多岐にわたり、目的を達成するためにトレーニングを行うことが文化として根付いている方もいれば、文化として根付いていない方もいます。

一般の方で一番抑えておくところはトレーニングをすることが生活のほんの一部に過ぎないということ。

これを頭に入れないで指導をしてしまうと、非常にハードルが高く、文化として根付くための継続が困難な場合が多いかなと思います。

僕たちトレーナーはトレーニングが心の底から好きで、ついついあれもこれもと足していってしまい、クライアントがキャパオーバーに陥って継続ができないということが挙げられるでしょう。

こういった方々の場合は、いかにシンプルに指導を行うことができるかという引き算の能力が必要だと思います。

パワーリフターの方

パワーリフターは非常にトレーニングが好きで、勉強熱心な方が多いです。
今の自分に必要だと分かると時間をかけて取り組んでくれます。

ただ、注意点としては勉強熱心だからこそ、他の情報源からの情報を取り入れてエクササイズをアレンジしていった結果、そもそもの意図を汲んだエクササイズから逸脱してしまうケースがあるところです。

そういった意味では、エクササイズの意図を双方がしっかりと認識しておくことが重要になるかなと思います。

スポーツアスリートの方

スポーツアスリート、特に集団へ指導をする場合は、チームのリーダー格や主力の選手の考えが組織としての文化に反映されることが多いのかなと思います。

また、その選手のプレースタイル、キャラが自発的に行うトレーニングの内容を大きく左右していると思います。

様々なスポーツ選手であるあるですが、得意な動作パターンをより強化するトレーニングは好むのですが、不得意なものはやらない。
こういった選手に対しては、バランス良く鍛えていくことでパフォーマンスを発揮する戦略の幅が増えることや、苦手なところでも成長する過程をフィードバックしてあげることなどが重要かなと思います。

これは、一般の方と被るのですが、やはりアスリートはトレーニングがメインではなく、あくまでも競技がメインです。
そう言ったところでは、いかに引き算をして最小の努力で最大の効果が得ることができるのかを考えていくことが大事かと思います。

文化の形成をリードをする立場として

指導者としての在り方

基本的な考え方として山本 五十六氏の言葉が非常に的を得ているなと筆者は感じています。

出典:山本五十六肖像写真,高木清寿関係文書118

やってみせ
いって聞かせて
させてみて
褒めてやらねば人は動かじ

話し合い
耳を傾け
承認し
任せてやらねば
人は育たず

やっている
姿を感謝で見守って
信頼せねば
人は実らず

この3節がきっちりできていたらそりゃあ人はついてくるだろうし、トレーニングの文化の形成も上手くできるだろうなと思います。

この言葉の中で特に筆者が頑張っていかないといけないなと感じているのは

「やってみせ」
「承認し任せる」
「やっている姿を感謝で見守って、信頼する」

です。

エクササイズを指導する際には、まずデモンストレーションをみせることが多いです。
そのデモをもとにクライアント様は動きのイメージを作って身体を動かしていきます。
しかし、このデモンストレーションが下手くそだとクライアント様に良くない動きのイメージができてしまうため、プラスには働きません。

また、いざクライアント様が運動する際に、ついつい細かいことを言ってしまったり、エラーばかりを指摘してしまったりしてしまうと、トレーナーがいないと正解が分からない。自分自身の良いと感じる動きを信じることができないというようになってしまうと思います。

そのため、ポイントを伝えたら細かいことはあまり言わずに、少しずつの成長を見守っていくことが大事なのではないかなと思います。

共通認識を作る

対個人や対チームに関わらず、このエクササイズはこの目的で行う時にココは抑えておくポイントだよねという部分の共通の認識を作れると迷うことがなく非常に成長が早いと思います。

これが作れると、個人でトレーニングする際には動画を撮ることで、集団でトレーニングを行う場合にはそれぞれがチェックし合うことで、エクササイズのクオリティーを高めていくことができます。

客観的な目で見てもらうという点では、特にパワーリフターの場合はコミュニティーとしての関わりが強い、パワージムに所属することがおすすめです。

また、集団を指導する際にはエクササイズのポイントを伝えて共通認識を作った上で、2人1組になってもらい、指導をする側と受ける側に分けて交互に教え合うことで指導の目を増やし、我々トレーナーがいない時でも、エクササイズの留意事項が文化としてチームに定着してくれるのかなと思います。

スペシャルなことをしない

世の中にはその人にしかできないスキル、いわゆるゴッドハンドのようなものがあります(あると聞いています)

そのようなスペシャルな指導は、その時はすごく体調も良くなるし動きも良くなるとは思うのですが、その効果は一時的なものである場合が多いです。(多い印象です)。

個人的な意見ですが、その人にしかできないスペシャルでアートな指導は極力避けるべきだと考えています。
もしそうなってしまうと、そのトレーナーと一緒でなければ良いトレーニングができない、依存してしまうということになってしまいます。

トレーニング指導の最終的なゴールはクライアントが自立してセルフトレーニングを行うことだと筆者は考えています。

魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えるのです。

クライアントの日々のセルフエクササイズの方向性を示すアドバイザーのような存在が我々運動指導者なのではないでしょうか。

したがって、私は指導において、その方の主訴や身体の状況に応じた宿題としてのエクササイズを持ち帰って頂くことで、自分自身でもコンディションを整えパフォーマンスを高めることができるように意識して指導を行っています。
→個別化したトレーニング指導についてはこちらの記事から

そうすることで、エクササイズのステップアップを効果的に行うことができ、介入がスムーズになる実感があります。

ローマは1日にして成らず

少し話がとっちらかってしまいましたが、これらをまとめると

指導者としては
・適切な情報を発信する
・適切なデモンストレーションをできるようにする
・クライアントやコミュニティー間で共通認識を作る
・共通認識を適切に作るために体系立てた介入のシステムを作成し、一貫性のある指導を行う

クライアント側としたら
・適切な情報や指導スキルを持っている指導者を選ぶ(競技者でも素晴らしい指導者はおりますが、学術的背景や資格、指導実績を持ってる方だとリスクは少ない)
・指導者との共通認識をとっておく
・魚をもらうのではなく魚の釣り方を教わりにいく
・同じ共通認識を持つ仲間が多い環境で、お互いにチェックし合える環境に所属する

これらにチャレンジして試行錯誤を繰り返し、継続していくことが健全なトレーニングの文化づくりに重要なのではないでしょうか。

まとめ

まとまりのない話になり申し訳ありませんが、最後に締めくくりとして、

私達トレーナーは日常生活やパワーリフティングのプラットホーム、サッカーのフィールドで逐一指示を出すようなことはできません。
自分自身で理想を叶えるために自立してトレーニングを行うことができる、そして主体的にパフォーマンスを発揮できるようなトレーニング文化をクライアント様と一緒に作っていけるような関わり方ができれば良いなと思っております。

以上になります!
当パワーフィットスタジオZEROでは、他のフィットネスジムよりもフリーウェイトに特化したフィットネスジムであり、トレーニング中級者以上の満足度の高い良いトレーニング環境となるでしょう!
あと、パーソナルトレーニング指導もしておりますので、スクワット、ベンチプレス、デットリフトをしっかりと学びつつ、他のダンベルやマシン種目なども学んでボディメイクもしたい方にもおススメです。

49歳喜多様、5ヶ月間で体重-12kg、体脂肪率-16.2%、ウェスト-25.5cm!

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