京王井の頭線浜田山駅近くにある本格的なフリーウェイト特化型ジム、パワーフィットスタジオZEROの義田です。

トレーニング成果を高めるアクセサリーとは?

トレーニングベルトにリストラップとか・・・
本当に必要なの?効果はあるの?
ジムにいるトレーニーは様々なトレーニングアクセサリーを装着しています。

私自身、トレーニングを始めたときはほとんどトレーニングアクセサリーを身につけることがありませんでした。
スクワットで腰を痛めたらトレーニングベルトを装着し、手のひらがボロボロになって握ることへの支障が出たらパワーグリップを付けるようになりました笑
当時、トレーニングアクセサリーの予備知識があったらもう少し効率良くトレーニングできたのになぁと反省しています。

そんなわけで、今回は各トレーニングアクセサリーの役割、そして現在のあなたにとって必要なのか、どんな物がおススメなのかを解説します。

トレーニングアクセサリーの種類

それではトレーニングアクセサリーの種類を優先度の高い順番で解説していきます。

1位:怪我防止と飛躍的な重量UP!「トレーニングベルト」

トレーニングベルトとの出会いは画期的で、腰を痛めないだけではなく、飛躍的に挙上重量を伸ばすことができました。
スクワット、デットリフト、ベントオーバーロウ、バーベルショルダープレスなど脊柱に対して荷重の掛かる種目での着用を推奨します。
スクワットやデットリフトにおいては、腰椎の負担を軽減しつつ体幹部を安定化させるために腹圧を掛けることが一番重要となります。
スクワットで説明すると、しゃがむ前に息をしっかりと吸い360°方向にお腹を目一杯膨らませるようにして腹圧をかけます
特にしゃがみ切ったボトムポジションで最も腹圧を掛けた状態にしますのでそこまでは息を止め、ボトムポジションを過ぎてトップポジションに移行する際に息を吐くと酸欠を予防しつつ腹圧を高めることができます。

腹圧を高めるトレーニングベルトの着用方法として斜めに掛ける方法があります。
普通に着用した後に両手でベルトを下に押し出して腹の肉をベルト上に乗せるイメージになります。
ベンチプレスにおいてトレーニングベルトを着用する際もこの方法ですと、ブリッジが組みやすくなるためおススメです。
トレーニングベルトの選び方

先ほど、息を吸って360°お腹を膨らませるイメージで腹圧を高めることが重要と解説しました。
しかし、初心者や女性トレーニーは息をしっかりと吸って腹圧を高めることが苦手な傾向にあり、いきなり硬いトレーニングベルトを装着しても腹圧を感じれずに、ベルトを十分に扱いきれない可能性があります。
ですので、初心者の内はナイロン製で柔らかいベルトがコスパ/使用感の観点からかなりおススメです。
むしろ、上級者になっても種目によってはナイロン製のトレーニングベルトが体感的に合うことがあります。

トレーニングベルトはナイロン製か厚手の物がおススメです。中途半端な厚みの物はオススメしません。

中上級者になってきたら合成皮革を使った剛性のあるトレーニングベルトを選択しましょう。
中途半端な厚みのものよりも厚みと幅のあるトレーニングベルトがおススメです。
個人的に使用感の良かった物はSBD製と武器屋鬼ベルトになります。

筆者のSBDベルト

従来のトレーニングベルトは、圧を高めるために息を吐いて力づくでベルトを締める方法でした。
レバーアクション式では「パチンッ」という音と共にワンタッチでしっかりと締め付けてくれます。
レバーアクション式の物ではダントツにSBD製のトレーニングベルトを推奨します。
値段は3万円ととても高いですが、使用感/耐久年数ともに文句なしの一生物です。

武器屋鬼トレーニングベルト

「トレーニングベルトに3万円はちょっと高いな・・・」
そんなあなたに武器屋の鬼トレーニングベルトをおススメします。
レバーアクションではありませんが、使用感ではSBD製に負けず劣らず、そして全く壊れる気配が無いため耐久性も高いと思われます。
お値段も13200円とかなりお買い得な商品となります。

武器屋鬼トレーニングベルトのリンクはこちら

2位:握力なんて関係ない!「パワーグリップ」

デットリフトや懸垂などの種目において、背中よりも握力が先に参ってしまうときがあります。
パワーリフティング用のバーベルはローレット加工(握り面のザラザラ)がしっかりとしていて素手でも問題ありませんが、一般的なバーベルはローレット加工が弱いためすぐに握力が持たなくなります。
そんなときにパワーグリップを装着すると人生が変わります!
握力に気を取られずに背中トレーニングの背中に集中したり、デットリフトの動作に集中できます。
また、手のひら皮や神経を保護するという目的においてもパワーグリップを装着することがあります。

パワーグリップの選び方

様々なパワーグリップを使用してきましたが、ゴールドジム製のパワーグリップ一択です!
値段は高めですがゴム部分の摩擦力の高さ、手首部分の剛性がパーフェクトです。
そして、6年間使用していますが未だに破損したことがありません!(あくまでも個人の体験談です笑)
サイズによってゴム部分の大きさが変わるため、サイズは手首の太さ関係なしにゴム部分が大きいLサイズをおススメします。

約6年間使用しているゴールドジム製パワーグリップ

3位:理想的な手首ポジションの固定「リストラップ」

トレーニングベルトとパワーグリップと比べると優先度は落ちますが、リストラップがあるとベンチプレス、バーベルショルダープレス、ディップスなどプレス系種目が捗ります!
特に、ベンチプレスにおいては手首をやや寝かせる背屈状態の方が胸椎を伸展しやすく(ブリッジとの相性が良い)重量を扱いやすく、そのポジションで手首を固定できるリストラップはおススメです。

リストラップの選び方

リストラップの種類が多く、選定に頭を使うことでしょう。
材質:柔らかい or 硬い
長さ:短い or 長い
の組み合わせで4種類あります。

初心者→上級者へのステップとして、
1.柔らかく短い
2.柔らかく長い
3.硬く短い
4.硬く長い
となると思います。
個人的には初手に柔らかくて長いリストラップを購入して長く使用し、そのリストラップがダメになるころに硬い素材へ移行すると良いと思います。

筆者の武器屋鬼リストラップ

最初に購入するリストラップとしてオススメなのは、武器屋の鬼リストラップ/フレキシブル(柔らかい)/ロングタイプになります。
程よいリストラップの硬さ、全長が長いことによりしっかりと手首を固定してくれます。
6年間使用していますが、マジックテープ部分の接着力がやや低下してきたかな?くらいの劣化になります。
武器屋鬼リストラップのリンクはこちら

筆者のSBD製リストラップ

ベンチプレスが上達してきたら硬い素材へ移行していくと良いでしょう。
オススメなのはSBD製リストラップで、スティッフ(硬い)、長さは好みによると思います。
筆者はスティッフで短いものを選択しましたが、170~180㎏のベンチプレスでもしっかりと手首を固定してくれます。

4位:一度履いたらやめられない!「ニースリーブ」

ニースリーブは膝関節を保護するトレーニングアクセサリーで、主にスクワットで着用します。
膝関節が保護されているので、重量に臆することなくベストコンディションでトレーニングに打ち込めるイメージです。

カイマッスルさんのブログ記事のイラストを引用、是非読んでみてください。

私のように脚の大腿骨が長い骨格の人はスクワット動作において上体が前傾しやすくなります。
そのため、膝関節を前に出すことで重心のバランスがとれるようになります。
ニースリーブを装着することで、膝への恐怖心なく膝を自然と前にアシストしながらしゃがむことができるのです。
一度、ニースリーブを着用するとまさに病みつきになります笑

ニースリーブに選定としておススメなのはSBD一択です。
何よりも耐久性が高く、他のメーカーの物は半年くらいで破けましたがSBD製のものはなんと6年間使用しています。
洗濯や着用の頻度で耐久年数は変わると思いますが、使用感と耐久年数ともにおススメです。
サイズの選定は男性トレーニーの平均はMサイズになり、ふくらはぎや膝周りが太い自覚のある人はLサイズを選択しましょう。

筆者のSBDニースリーブ、約6年間使用

長年使用できますが、やはり着用回数が増えてくると徐々にニースリーブの弾性が低下し圧着感が多少緩くなります。
パワーリフティングの競技者でこだわりのある人は、練習用と試合用の2つ揃える人もいます。

洗濯の頻度は数か月に一度、手洗いを推奨します。
使用後は通気性を良くするために写真のようにメタルラックに立てておくと良いでしょう。

メタルラックに立てて干してあるニースリーブ。

5位:縁の下の力持ち「エルボースリーブ」

エルボースリーブは肘関節を保護するトレーニングアクセサリーです。
ベンチプレス、ディップス、トライセプスエクステションなどプレス系で着用します。
高重量でのベンチプレスやディップスで粘った際に肘関節への疲労が増しますが、エルボースリーブを装着することで肘のダメージが軽減したと個人的に思います。
サイズ感的に上腕40㎝くらいでしたらMサイズが良いでしょう。
筆者は上腕45㎝ぐらいでLサイズを着用したところ結構ぶかぶかでした笑

筆者のエルボースリーブ

番外編:トレーニングシューズ

トレーニングアクセサリーか?と言えば微妙なところですが、トレーニングにおいてシューズ選びはかなり重要です。
私はフラットシューズと踵の高いスクワットシューズの2つを揃えています。

フラットシューズはトレーニング全般で体感の良いシューズとなります。
よくランニングシューズでトレーニングをする人がいますが、元々の目的としてランニング時に着地の衝撃を緩和するため靴の底が柔らかい素材で作られています。
柔らかい素材であるがゆえに、トレーニングで重量を掛けた種目を行うと足元がグラグラして不安定になります。
ですので、できる限りフラットなシューズをチョイスしていきましょう。

コスパ最強なのは「たび靴」であり、初心者にとってたび靴最強です!

たび靴はコスパ最強ですが、つま先が狭くて指を広げて安定化させるのは不得手なイメージです。
ノートリアスのトレーニングシューズは底が薄く、つま先が広く作られておりかなり履き心地の良いシューズでした。
ノートリアストレーニングシューズのリンクはこちら

筆者のノートリアス

スクワットシューズは踵の位置が高く作られており、足首が固くて足首の背屈(つま先を上げる動作)制限のある人はかなりスクワットがやりやすくなります。
私は足首の柔軟性に問題ありませんが、大腿四頭筋を主に使いたいハイバースクワットやフロントスクワット、セーフティスクワットで使用します。

筆者のアシックス製のスクワットシューズ、8年近く使用

かかとの底が木製のアシックス製のスクワットシューズが王道と言えます。
やや値段は高めですが、使用感/耐久性ともに優れています。

番外編:歯の保護だけじゃない!「マウスピース」

これもトレーニングアクセサリーか?と言われると微妙ですが、マウスピースはかなり重要です。
トレーニングにおいてかなり歯を食いしばる場面が多いですので、歯の保護としてまず重要になります。
私ごとですが、スクワット中に右奥歯にヒビが入ってしまい、その後ひどい虫歯になり抜歯してしまいました・・・。

歯の保護だけでなく、姿勢の安定化、力の発揮において嚙み合わせは重要になります。
歯を食いしばって頚椎を固定し、姿勢の安定化をはかれます。
また、マウスピースの厚み分の安静空間(歯と歯の間の隙間)を設けることにより食いしばりによる顎関節の負担を軽減しながら、食いしばりやすくなり力が発揮しやすくなります。

マウスピースに自作できる簡易的なものがありますが、やはり歯科医院で作成したマウスピースを推奨します。
筆者は咬合調整、首の可動域、そして踏み圧まで調整してくれる桜通り歯科クリニックのマウスピースをおススメします。
http://www.sakura-st-dc.com/dentalbite/column/column0016.html

まとめ

まず、トレーニングアクセサリーとして揃えたい物はトレーニングベルトとパワーグリップになります。
トレーニングベルトの選び方として初心者の内はナイロン製のものを使用し、慣れてきたら厚手の皮革製のベルトへ移行していきましょう。
次に、リストラップ、ニースリーブがおススメです。
リストラップの選び方として、初心者の内は柔らかい素材で長い物を選択し、慣れてきたら硬い素材へ移行していきましょう。

これらトレーニングアクセサリーを有効活用して、ベストパフォーマンスを発揮して効率よく筋肥大していきましょう!

当ジムではフリーウェイトトレーニング環境が整っており、満足度の高いトレーニングができます。
また、パーソナル指導では専門性の高いトレーナーが一人一人にあった指導を致します。
初回ビジター利用無料やパーソナル初回無料になりますので、興味のある方は下記のお問い合わせフォームにてご連絡お待ちしております!

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